ソーシャルレンディングにかかる手数料の種類

投資というのは事業者に仲介してもらうため、無料というわけにはいきません。近年、提供が始まったソーシャルレンディングも株式やFX同様、「手数料」がかかります。なお、ソーシャルレンディングは投資という点では株式やFXと変わりませんが、融資に対する投資であるという点が大きく異なります。 ●ソーシャルレンディングの手数料 ソーシャルレンディング事業者は融資先から支払われる利息の中から自社の取り分を抜き、残額を資金の出資者に還元します。例えば、融資先から受取る利息が10%のファンドがあったとします。そして、ファンドにおける利用者への保証利回りが7%だった場合は、3%が事業者の取り分となります。 事業者は融資先から利息を徴収しているため、ソーシャルレンディング事業において、利用者に請求する「利用手数料」というものはありません。つまり、ファンドを購入する時に何の手数料も取られないということです。 ソーシャルレンディングにおいて、利用者が支払う手数料としては主に以下の2つがあります。 1)入金手数料:投資用口座に資金を入金する時の振込手数料 2)出金手数料:配当金などの払戻しを受ける時の振込手数料 1)入金手数料 事業者が指定した銀行に出資金を入金しますが、全ての事業者が振込手数料を利用者の負担としています。ちなみに、ネット銀行の中には振込手数料を無料としているところがあるため、その銀行を利用すると費用を抑えることができます。 2)出金手数料 通常、ソーシャルレンディングへの投資で発生した配当金や償還する出資金は、事業者に開設した投資用口座に保管されます。口座に保管されている資金は、利用者が任意の時に引出すことができます(最低引出額や、振込日の制約あり)。出金における振込手数料は事業者によって無料としているところと、有料のところがあります。 なお、事業者の中には投資用口座を設けていないところがあり、配当金や償還金は利用者の登録口座に直接支払われます。いちいち出金の手続きをしなくて済むため、便利に思えますが、逆に投資するごとに資金を入金するという手間と費用がかかります。 ●ソーシャルレンディングの実質的な手数料 入金手数料は利用する銀行に支払うものであり、事業者への手数料ではありません。また、口座開設手数料や口座の維持手数料も要りません。つまり、ソーシャルレンディングで実質的な手数料となるのは出金手数料だけです。その出金手数料も、無料としている事業者が少なくありません。ソーシャルレンディングにおける手数料はほぼ無料と言えます。